« リオネル・メッシ | トップページ | デヤン・スタンコヴィッチ »

2006年5月29日 (月)

ディディエ・ドログバ

 初出場ながら、アルゼンチン、オランダ、セルビア・モンテネグロと同居する“死のグループ”に入ったコートジボワール。今大会のアフリカ勢で最も前評判の高いチームが決勝ラウンドに駒を進めるには、ディディエ・ドログバの活躍が不可欠だ。

 1998-1999シーズン、フランスリーグ2部(当時)のルマンでトップチームデビューを果たしたドログバは、瞬く間にスターへの階段を上っていった。フィジカルの激しいリーグで経験を積んだFWはギャンガン、マルセイユとステップアップを果たす。2003-2004シーズンには18ゴールを挙げフランスリーグ最優秀選手に輝くと、ジョセ・モウリーニョ率いるチェルシーへ引き抜かれた。移籍金は、クラブ史上最高額(当時)の約50億円だった。
 モウリーニョにFWのファーストチョイスとして起用されるなど、ドログバはプレミアシップでも才能をいかんなく発揮していく。DFを弾き飛ばす強靭(きょうじん)なフィジカル、巧みな状況判断、パワフルなシュート。フランスリーグでの実績を考えると得点数こそ物足りないものの、前線で確実にボールをキープできるストライカーは、チェルシーでも欠かせない戦力となった。

 ワールドカップ予選は最前線で奮闘し、チームにワールドカップへの出場権をもたらした。10試合中9試合に出場し、チームトップの9ゴールをマーク。だが、2006年アフリカ・ネーションズカップ決勝のエジプト戦では苦渋を飲まされる。PK戦で最初のキッカーを務めたが痛恨のミスを犯し、チームは準優勝に終わった。自身の失敗でタイトルを逃しただけに、キャプテンはワールドカップでの雪辱に燃えているに違いない。

 コートジボワールの基本戦術は、守備をがっちりと固め、そこからのカウンターアタック。ドログバが前線でボールをキープし、チームメイトをうまく使いこなせれば、コートジボワールが試合のペースを握る。逆に、ドログバが簡単にボールを奪われるようだと、コートジボワールはグループリーグで姿を消すことになるだろう。
 対戦国のマークがドログバに集まるのは、目に見えている。そんな中、世界でも有数のフィジカルを誇るドログバは、強敵のマークをいかに振り切るのか。コートジボワールの命運は、ドログバが握っている。

« リオネル・メッシ | トップページ | デヤン・スタンコヴィッチ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/56485/1986349

この記事へのトラックバック一覧です: ディディエ・ドログバ:

« リオネル・メッシ | トップページ | デヤン・スタンコヴィッチ »

最近のトラックバック

2014年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31